川越から狭山茶の魅力を発信する狭山茶専門店

松津園茶舗(埼玉・川越)

埼玉県川越市にある狭山茶専門店「松津園茶舗(まつづえんちゃほ)」。
風情ある蔵造りの建物が立ち並び、多くの観光客が訪れる川越一番街商店街からほど近い場所にお店を構えています。

150年の歴史を持つ狭山茶販売店

「松津園茶舗」の創業は明治3年(1872年)。
現在は5代目店主の松津公子さんと6代目になる孫の松本ゆりあさんが二人三脚でお店を営んでいます。

5代目の松津公子さん

もともとは保育士として東京で働いていた松本ゆりあさんですが、「松津園茶舗を守りたい」と2022年の春に勤めていた職場を退職し、家業を継ぐことを決意。
150年続くお店の歴史と伝統を背負い、お茶屋として新たな一歩を踏み出しました。

6代目の松本ゆりあさん

生産者の個性が光る狭山茶を販売

「松津園茶舗」では川越市や入間市、狭山市など埼玉県内で生産されている狭山茶をメインで販売。
宮野園や小野文製茶、小澤製茶、千歳園といった「松津園茶舗」が信頼を置く生産者から仕入れた上質なお茶を取り揃えています。

看板商品はお店のオリジナルブレンド狭山茶「河越路」。
煎茶に茎茶をブレンドしたお茶で、”狭山火入れ”と呼ばれる強めの焙煎加工によるキレのある独特の香りとコクが魅力です。

「河越路」は、半世紀に渡り店主の松津公子さんが守ってきた独自のブレンド配合を松本ゆりあさんが受け継ぎ、丹精込めて仕上げています。

川越市内の茶園で栽培された茶葉をブレンドした煎茶「河越茶」も販売しています。

店内に併設されたティースタンドでは日替わりでその日におすすめのお茶を提供。

川越観光の際にふらっと立ち寄り気軽に狭山茶を楽しむことができます。

店頭では急須やお茶の道具も豊富に販売。
狭山茶を使ったケーキやクッキー、ふりかけなども並びます。

川越の街をお茶で活性化

川越の街で生まれ育ち、地元愛あふれる6代目の松本ゆりあさん。
「大好きな川越の街をお茶で盛り上げたい」と和菓子屋や八百屋、飲食店など地域のお店との繋がりを大切にお店を運営。コラボレーションも積極的に行い、お茶を使ったオリジナルのメニューや商品を生み出しています。

川越のピザ屋「PIZZERIA ROCCO」とはピザに合うお茶を開発するなど、お茶を通じた異業種コラボレーションによって新たな人の流れを生み出し、街の活性化に貢献しています。

「PIZZERIA ROCCO」とのコラボ商品

松本ゆりあさんは2023年に日本茶インストラクターの資格を取得。
2022年にはお茶の淹れ手コンテスト「淹茶選手権」に出場するなど、お茶の淹れ手・伝え手としても精力的に活動。様々な形で日本茶と狭山茶の魅力を発信しています。

今後の「松津園茶舗」と松本ゆりあさんの活躍にご注目ください。

基本情報

店名松津園茶舗(まつづえんちゃほ)
電話049-222-1364
住所埼玉県川越市連雀町10-3
アクセス川越駅から徒歩20分、東武東上線 川越市駅から徒歩14分
営業時間10:00〜17:00
定休日火、水
SNShttps://www.instagram.com/matsuzuen/

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