岐阜県東白川村の茶葉を展開する日本茶ブランド「美濃加茂茶舗」。
「日常に、小休止を。」をコンセプトに活動しています。
東白川村のお茶とは
東白川村は岐阜県東部に位置し、 標高1,000m級の山々に囲まれた人口2,000人ほどの村です。
白川茶の名称で知られるお茶は、栽培の好条件である朝夕の寒暖差が大きい、標高約400〜700mの高地で生育。
濃厚な旨味と爽やかな渋みが調和した味わいと、清涼感のある山の香りが白川茶の特徴です。
100年使える湯のみ「チャプター」
「美濃加茂茶舗」では現代の暮らしにあったお茶の道具も展開しています。
注目は”リモートワーク時代の100年使える湯のみ”をコンセプトに生まれた「チャプター」。
ティーバッグを飲むための使い勝手に特化した蓋付きの湯のみです。
一人分のお茶をデスクで飲むのに最適な形を実現。どんな空間にも馴染むミニマルなデザインが魅力です。
「チャプター」発売から1年が経ち、「美濃加茂茶舗」では2022年1月から「チャプター」の製造過程で不具合が生じ、販売できなくなってしまった製品を「訳あり品」として販売する取り組みを始めました。
”訳あり品”を販売する理由
「美濃加茂茶舗」 は今回の取り組みの背景をこう話します。
焼き物は、製造段階で何らかの不具合があり、販売に至らなかったものは廃棄されることになります。
割れたり歪んでしまうなど、本来の用途で使用することが難しいケースならまだしも、見た目に少し気になる点があるだけで販売できないと判断し、廃棄に回さざるを得ないケースは多々あります。
しかし、廃棄されてしまう焼き物の多くは、使用する上で問題がありません。
使用上の問題がないのであれば、製陶所から買い取り、こういった趣旨に賛同・許容してくれるお客様に販売したいと考えたのが本取り組みの背景です。
資源である良質な土の枯渇が問題になっているという焼き物業界。焼き物は一度焼いてしまうと土に還すことが難しいと言われています。「美濃加茂茶舗」は限りある資源を使用するブランドとして、製造する過程で発生してしまう「訳あり品」を販売することで、廃棄量を少しでも減らし、資源の有効活用に貢献すること目指しています。
「チャプター」は、素材や製法の特性上、仕上がりに個体差が出やすい商品で、土を高温で焼き締めた際に起こる化学反応によって、黒い筋のような色の変化が強く現れることもあるそうです。
今回販売される「訳あり品」は、製造時の検品段階で廃棄予定としていたもの。常時販売できるものではなく、不定期での販売になります。
どのような訳ありなのかはオンラインショップをチェックしてみてください。
美濃加茂茶舗
公式サイト https://mchaho.com/company
オンラインショップ https://minocamo-chaho.shop/