総務省が2022年8月に発表した調査で人口増加率が全国1位となった千葉県流山市。都心へのアクセスがよく、緑も多く、子育て世代に人気の街となっています。
そんな流山市に2022年8月、日本茶カフェ「葉茶屋 寺田園(はちゃや てらだえん)」がオープンしました。
歴史的建造物を活用した古民家カフェ
「葉茶屋 寺田園」は、流山市を走るローカル線・流鉄流山線の流山駅から徒歩で5分ほどの場所にあります。
お店のある流山本町エリアは、江戸から明治時代にかけて江戸川の水運で栄えた地域で、白みりんの発祥の地でもあります。
街には当時の面影が残る明治時代の建造物が点在。それらはギャラリーやショップとして活用され、風情ある景観が楽しめる街歩きエリアとして再注目されています。
「葉茶屋 寺田園」は、1889年に建てられ、2011年に国登録有形文化財に指定された「寺田園茶舗」の民家を活用して誕生。
「寺田園茶舗」は1963年まで営業を続け、お茶や乾魚などを販売し、町のお茶屋さんとして地域の人に親しまれていました。
今回のオープンに当たり、建物の壁や天井などはそのまま残し、一部をリノベーション。外装は一切手を加えず当時の風情を残しています。
流山と日本茶の魅力を発信する新たな拠点
「葉茶屋 寺田園」を運営するのは、流山本町に残る歴史的建造物の保全活用に取り組んでいる観光地域づくり法人(DMO)の「流山ツーリズムデザイン」。
渋谷の日本茶カフェ「SAKUU 茶空」の運営会社「キリンジ」が店舗プロデュースを行い、表参道の日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」によるオリジナルブレンド茶などを提供しています。
店内は古民家カフェならではの情緒あふれる空間が広がっています。
窓からは優しい陽の光が差し込み、木の温もりに包まれ、穏やかな気持ちでお茶の時間を満喫することができます。
注目のブレンド茶とクリームソーダ
「櫻井焙茶研究所」による「オリジナルブレンド茶」は、煎茶やほうじ茶などをベースに、スペアミントやレモングラスといったハーブや柑橘を合わせたシグネチャーメニューです。
こちらは「CLEAR」、「CLOUDY」、「AROMATIC」の3種類をラインナップ。
どれも日本茶本来の豊かな味わいとブレンド素材の特徴的な香りが絶妙に調和しています。
グラデーションが印象的なお茶を使ったクリームソーダもおすすめ。
「レモンクリームソーダ」「抹茶クリームソーダ」「焙じ茶クリームソーダ」の3種類を提供しています。
白みりん発祥の地ならではのメニュー
「葉茶屋 寺田園」では、みりんを使用したシュークリームやシフォンケーキ、冷やし飴など、白みりん発祥の地ならではのオリジナルスイーツを提供。
「流山みりんのパイ生地シュークリーム」は、食べ応えがあり、大人も子どもも大満足の一品です。
「TERADAZEN」は、流山の季節の食材とみりんをふんだんに使った食事メニュー。
季節のおこわや蒸し野菜、卵のみりん醤油漬け、みりんを効かせた汁椀など、流山の魅力がたっぷり詰まったセットになっています。
店頭には物販スペースがあり、オリジナルブレンド茶の3種、煎茶、焙じ茶、紅茶の茶葉を販売しています。
また、店内でも使用している茶器やオリジナルのカトラリー、銅薬缶(受注販売)など、日本各地から選りすぐりの逸品を販売しています。
お店の2階には「流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム」がリニューアルオープン。
お茶の時間の前後に、美しい万華鏡の世界をぜひ覗いてみてください。
おすすめメニュー
メニュー名 | 料金 ※イートイン価格(税別) |
オリジナルブレンド茶 | 650円 |
レモンクリームソーダ | 800円 |
焙じ茶クリームソーダ | 850円 |
流山みりんのパイ生地シュークリーム | 620円 |
TERADAZEN | 1,300円 |
基本情報
店名 | 葉茶屋 寺田園(はちゃや てらだえん) |
電話 | 04-7190-5601 |
住所 | 千葉県流山市流山2-101-1 |
アクセス | 流鉄流山線 流山駅から徒歩5分 |
営業時間 | 10:00〜18:00(L.O.17:30) |
定休日 | 第2、第4月曜日(祝日の場合は、翌日定休) |
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