全国の生産者がお茶の出来栄えを競う「全国茶品評会」。
全国茶生産団体連合会が主催し、1947年から年に一回開催されているお茶の品評会です。
審査部門は普通煎茶、深蒸し茶、かぶせ茶、玉露など8カテゴリーに分類。
各部門ごとに最高賞・農林水産大臣賞や二等賞・農産局長賞などの受賞者を選出します。
また、各部門において上位入賞者が多い産地には産地賞が授与されます。
審査は茶の審査技術を持った専門家が実施。茶の外観・色・香り・味の4項目を評価します。
2021年度は「第75回全国茶品評会出品茶審査会」が11月に静岡で行われ、全国18 都府県の茶産地から830点が出品されました。
最高賞・農林水産大臣賞の受賞者は以下です。
- 普通煎茶10kg部門 株式会社有村製茶 有村幸二(鹿児島県霧島市)
- 普通煎茶4kg部門 狭山市茶業協会 奥富雅浩(埼玉県狭山市)
- 深蒸し煎茶部門 松下園 松下みどり(静岡県掛川市)
- かぶせ茶部門 JA京都やましろ宇治田原町茶業部会 下岡清富(京都府宇治田原町)
- 玉露部門 京田辺玉露生産組合 林昭(京都府京田辺市)
- てん茶部門 阪田広樹(京都府久御山町)
- 蒸し製玉緑茶部門 株式会社新緑園 黒木信吾(宮崎県新富町)
- 釜炒り茶部門 嬉野南部釜炒茶業組合 山口正美(佐賀県嬉野市)
受賞茶一覧
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0904/news/page/news2021111901.html
出典:埼玉県農林部生産振興課 報道発表資料
審査会終了後には「全国茶品評会入札販売会」が開催され、受賞茶の取り引きが行われます。
「全国茶品評会」と合わせて「全国お茶まつり」と呼ばれるお茶のイベントが開催。開催地は毎年変わり、2021年は埼玉で開かれました。
「全国茶品評会」の授賞式や出品茶の展示などが行われ、一般消費者も参加できるイベントとなっています。