兵庫県芦屋市のお茶カフェ「茶と菓と いい日」。JR芦屋駅と阪神芦屋駅の中間に位置し、JR芦屋駅からは徒歩10分、阪神芦屋駅からは徒歩5分ほどで着きます。
同店では”香りのお茶”をコンセプトにセレクトしたお茶と手作りのお菓子を提供。
店内にはカウンター席7席とテーブル席2席を用意。木の温もりを感じる落ち着いた空間で穏やかなお茶の時間を過ごすことができます。
香りを重視したお茶のセレクト
店主の松本康生さんは元バリスタ。
コーヒーの世界に身を置いていた松本さんが、日本茶に興味を持つようになったきっかけは、東京・表参道の日本茶カフェ「茶茶の間」で出合った一杯の煎茶でした。
これまでに味わったことのない煎茶の特徴的な香りに衝撃を受けたという松本さん。以来、日本茶の虜になり、お茶の香りを追い求め、茶園を訪れ、お茶づくりの現場も目にしてきました。
そういった中で、お茶に対する想いが膨らんでいき、2022年1月に「丁寧につくられたお茶の魅力を伝えたい」と自身のお店「茶と菓と いい日」をオープンしました。
「茶と菓と いい日」では、お茶の香りに魅せられた店主の松本さんならではのセレクトが光る煎茶や紅茶のメニューを提供。滋賀や高知、静岡、宮崎、徳島など、自ら産地に足を運んで厳選した日本茶を豊富に取り揃えています。
同店では、味だけでなく香りも引き立つた淹れ方でお茶を提供しています。
温かいお茶は熱湯に近い高温で、さっと淹れるのが基本。「おくみどり」と呼ばれる品種の煎茶は、香りを引き出すため、20秒ほどの短い抽出時間で淹れます。
温かいお茶のメニューは松本さんが独自の淹れ方で3煎目まで丁寧に淹れてくれます。
ぜひ淹れ方で変化する香りの違いを楽しんでみてください。
注目のお茶と手作りお菓子
おすすめのメニューをご紹介します。
まずは冷茶の「リーフティアイス 煎茶おくみどり」。
すっきりしていて香りがよく、色合いも鮮やかです。
続いて紹介するのは「リーフティーホット 武夷岩茶」。
同店では日本茶だけでなく、香りに特徴のある中国茶と台湾茶も提供しています。
こちらのお茶は中国を代表する烏龍茶の一種「武夷岩茶」で、焙煎の香りとフルーティーさが特徴です。
「茶と菓と いい日」では、手作りのお菓子もおすすめ。
看板商品の「オリジナルテリーヌ」は抹茶、ほうじ茶、きな粉の3種類があり、お好きな2種類をセットで味わうことができます。
「お茶の香りと繊細な味わいを楽しめるように」と濃厚でありながらも後味はさっぱり。
「オリジナルテリーヌ」はテイクアウト可能なので手土産にも最適です。
さらに自家製あんこを使った「和栗と胡桃のぜんざい」や、無添加湯種食パンを厚切りにした「無添加湯種トースト」もおすすめです。
物販商品も充実
カフェメニューで提供しているお茶の茶葉は店頭で販売。
爽やかな香りの「朝宮 やぶきた」や桃のような香りの国産紅茶「べにふうき」をはじめ、その地に古くから自生している在来種のお茶も販売。高知県の「佐川在来実生」や静岡県の「川根在来実生」といった在来種のお茶は、「やぶきた」や「おくみどり」といった品種のお茶とは一味違った香りが楽しめます。
愛知県常滑の急須作家である山田勇太朗さんや愛知県瀬戸の樽田裕史さんの茶器も販売。
樽田さんの茶器は日本茶と中国茶どちらのお茶にも適した形状の絞り出しタイプの急須で同店限定商品です。
閑静な住宅地にある「茶と菓と いい日」には、遠方から来るお客さんも多いのだそう。
ゆったり流れる時間を過ごしにぜひ訪れてみてください。
取材・執筆=芦谷日菜乃
おすすめメニュー
メニュー名 | 料金 |
リーフティ 日本茶・和紅茶(煎茶おくみどり アイス) | 850円 |
リーフティ 中国茶・台湾茶(武夷岩茶 ホット) | 1,000円 |
オリジナルテリーヌ | 650円 |
和栗と胡桃のぜんざい | 850円 |
無添加湯種トースト | 650円 |
基本情報
店名 | 茶と菓と いい日 |
電話 | 0797-35-8808 |
住所 | 兵庫県芦屋市公光町2-3 |
アクセス | JR芦屋駅から徒歩5分、阪神芦屋駅から徒歩5分 |
営業時間 | 平日 11:00〜18:00 土日 10:00〜18:00 |
定休日 | 水曜、その他(詳細はインスタグラムにて) |
HP | https://iihi-ashiya.stores.jp/ |