2023年9月、東京・目黒にオープンした日本茶専門店「五本木茶舗(ごほんぎちゃほ)」。
東急東横線・学芸大学駅から徒歩8分ほどの場所にあります。
日本各地の茶葉を量り売りで販売
人気のお茶割り専門店「茶割」代表の多治見智高さんが手掛けている「五本木茶舗」。
日本茶の茶葉販売に加え、急須で淹れたお茶を提供。カウンターで立ち飲みをしたり、縁側席に座ってゆっくり過ごすこともできます。
茶葉は煎茶、烏龍茶、紅茶、ほうじ茶など特徴の異なる約30種類をラインナップ。
単一品種とブレンドの茶葉があり、埼玉、静岡、熊本、福岡など日本各地の産地が揃います。その中から多治見さんが一推しの茶葉をセレクト。少量(10グラム)から量り売りで販売しています。
同店でお茶を購入する際には、多治見さんや店長の山上さんが親身に相談に乗ってくれ、好みの味わいや普段飲んでいるお茶などをヒアリングしたうえでおすすめの茶葉を提案してくれます。
さらに急須などの茶器の使い方のアドバイスもしてくれます。
ドリンクメニューとして淹れたてのお茶を提供
「五本木茶舗」では販売している茶葉は全てドリンクメニューとしても提供しています。
おすすめの福岡県・奥八女「栗原製茶」の品種「おくひかり」のお茶は豊かなうまみと甘みが特徴。
二煎目には渋みがプラスされた味わいが楽しめます。
埼玉県・狭山「奥富園」の品種「ゆめわかば」のお茶は葉を萎れさせる「萎凋(いちょう)」という工程により引き立つミルキーな香りとやさしい渋みが魅力です。
「五本木茶舗」では、お店で取り扱いのあるお茶の生産者を招いたイベントも不定期で開催。
お茶のことを最もよく知る作り手本人からお茶作りの話を聞ける場となっています。
お茶のお酒やスイーツも展開
店内では、福岡のクラフトサケブリュワリー「LIBROM Craft Sake Brewery (リブロム)」と「茶割」が共同開発した、お茶を使って醸造したお酒「茶醸酒」も提供。
共同開発4作目となる「ピーチウーロン」は、2種類の九州産烏龍茶をブレンドしたお茶を酒造りの仕込み水に使用。そこに桃をほぼ丸ごと加えて発酵させたクラフトサケ。
米と桃の甘みがお茶の渋みで引き締められた、深みのある味わいとなっています。
「五本木茶舗」ではパティシエが季節の食材を使って手作りするケーキもおすすめ。
「文旦と紅まどんなのショートケーキ」はさっぱりとしたクリームがお茶との相性も抜群です。
「五本木茶舗」の2階には系列店である創作フレンチレストラン「wacausu(ワカス)」が営業。
そこではハーブやスパイスの代わりに茶葉を使用した肉料理「ポルケッタ」といったお茶料理と一緒に「五本木茶舗」の日本茶やお茶割りが楽しめます。
日本茶の様々な可能性を楽しめる「五本木茶舗」。ぜひ訪れてみてください。
取材・文・写真=芦谷日菜乃
おすすめメニュー
メニュー名 | 料金 |
お茶各種 | 1杯450円~ |
クラフトサケ | 1杯900円~ |
ショートケーキ | 650円 |
基本情報
店名 | 五本木茶舗(ごほんぎちゃほ) |
電話番号 | 03-5708-5740 |
住所 | 東京都目黒区中央町2-19-14 |
アクセス | 東急東横線・学芸大学駅から徒歩8分 |
営業時間 | 15:00-22:00 |
定休日 | 火・水 |
SNS | https://www.instagram.com/gohongichaho/ |