日本茶インストラクターとは
「日本茶インストラクター」は、日本茶の種類・産地・効能など専門的な知識や技術を持っていることを認定する中級資格です。
認定を行うのはNPO法人日本茶インストラクター協会。同協会は日本茶の普及活動、日本茶文化の継承、新たなる茶文化を創造することを目的に、2002年に設立されました。
同協会が認定する初級資格として「日本茶アドバイザー」、上級資格として「日本茶マスター」が存在します。
日本茶インストラクターの資格取得がおすすめな人
日本茶インストラクターの資格は以下のような方におすすめです。
- 日本茶に対する興味・関心が高い方
- 日本茶に関する業務に携わる方
- 日本茶カフェなどの開業に興味がある方
- 日本茶のプロとして教育活動に携わりたい方
- 食育に興味・関心が高い方
日本茶インストラクターの活動内容
日本茶インストラクターの資格を取ると消費者に日本茶のレクチャーをしたり、初級指導者を指導するスペシャリストとして以下のような場面で活躍できます。
- カルチャースクールの講師
- 学校での「お茶の淹れ方教室」の講師
- 専門学校・短大・大学での講義
- 海外での日本茶セミナー、文化交流事業
- 日本茶カフェのプロデュース
- 茶関連イベントのナビゲーター
- テレビ出演、メディア取材の対応
- 茶業界に就職
- 茶関連会社での社員教育研修
日本茶インストラクター試験の概要
試験は、第一次試験(筆記試験)と第二次試験(実技試験)があります。
試験日
第一次試験 11月上旬
第二次試験 2月初旬
受付期間
9月1日~9月30日
合格発表
一次合格者発表 11月下旬
最終合格者発表 2月中旬
受験資格
満20才以上(翌年4月1日時点)
試験方法
第一次試験 筆記試験(マークシートによる五肢択一式)
【試験分野】
茶の歴史、茶業概要、茶の栽培、茶の製造法、茶の利用、茶の化学、茶の健康科学、茶の品質審査と鑑定、茶の淹れ方、インストラクション技術
第二次試験 実技試験
【試験内容】
1.茶鑑定試験 2.インストラクション実技試験
試験開催地
札幌・東京・静岡・名古屋・京都・福岡・鹿児島(予定)
受験料
22,000円(税込) ※第1次試験免除者受験料11,000円(税込)
日本茶インストラクター認定試験の対策
日本茶インストラクターの認定試験の対策として、効率的に学習ができる通信教育システム「日本茶インストラクター通信講座」があります。
テキスト、映像教材、茶鑑定セットが自宅に送られ、すべて在宅で学習可能。
修得状況は通信によるリポート添削で確認することができ、修了基準に達すると、申請により初級資格「日本茶アドバイザー」を取得することができます。
本講座は日本茶に関する総合的、系統的な学習を目的とした科目構成で、専門的な知識、技能、インストラクション技術を身につけることができる内容になっています。
講座受付期間 4月1日〜9月下旬
受講料 77,000円(税込)
日本茶インストラクター認定試験の合格率は?
日本茶インストラクター協会の公式サイトによると、日本茶インストラクター認定試験の最終的な合格率はおよそ35%程度だと言われています。
その他、日本茶インストラクター資格の申込方法などの詳細情報は公式サイトをご覧ください。
https://www.nihoncha-inst.com/