兵庫県芦屋市を拠点に活動している煎茶道の流派「小笠原流煎茶道(おがさわらりゅうせんちゃどう)」。
煎茶道文化の保存と伝承に努め、日本文化の向上と発展への貢献を目指しています。
煎茶の世界へ
小笠原流は鎌倉幕府の歴代将軍に仕え、公達の儀式などを取り仕切って以来、それらの礼法を今に伝えています。
近世に入り喫茶の習慣は民衆生活まで浸透。しかし、世は混乱の中にあり、人々の心は混迷していました。
そのことを憂いた小笠原長生と頭山満翁をはじめとする政界の重鎮たちが協議し、小笠原流煎茶道を創流。世の平安維持のため改革を行い、初代家元が委嘱されました。
以来、小笠原流煎茶道は日本茶のお点前だけでなく、四季の移ろいや「美」に対する感受性の大切さ、もてなしの心、和の精神に基づく美しい立ち居振る舞い、礼儀作法を次世代に伝えるべく活動を続けてきました。
現在は公益財団法人として日本各地はもとより、アメリカ、中国、フランス、イギリス、スイスなどでも煎茶道文化の普及に努め、時代の流れや価値観の変化にとらわれない「心の美しさ」を伝える流派として広く愛好されています。
「小笠原流煎茶道」の基本理念は「和敬清閑」。
「和を悟り、尊敬と信頼を深め、常に公平で、誠意に満ちた清い心と、肉体的、精神的にもゆとりを持つこと」という、“道”としての教えです。
その基本理念をもとに国内外の教室での稽古をはじめ、世界各国での親善茶会、交流茶会、献茶式、公共団体の事業など、幅広い活動を行なっています。
日々の稽古で学べること
「小笠原流煎茶道」では、美しいものへの感性を深めるとともに日本人に伝わる思いやりの心得や和の精神を学びます。
稽古では、煎茶や玉露などの日本茶の淹れ方から日常のマナーや礼儀作法の意義、そして年中行事やしきたりなどを学習し、忘れ去られつつある日本文化の素晴らしさを再認識するとともに幸せの見つけ方を学びます。
こんな方におすすめ
・日常の作法や美しい立ち振る舞いを学びたい方
・海外で日本茶の精神や煎茶会を紹介したい方
・日本のしきたりやマナーを人に教えたい方
・日本茶が好きな方
・着物が好きな方
・癒しの時間がほしい方
「小笠原流煎茶道」では、心のゆとりや自己の成長を求める生徒が多く、楽しみながら自分磨きをしています。そして、稽古を通じて心の成長を実現しています。
教室について
「小笠原流煎茶道」では家元が教える芦屋教室をはじめ、関西、山陰、九州、関東など日本各地に教室があります。
東京には町田教室、自由が丘教室があり、小笠原秀邦家元嗣による稽古を受けることができます。
全国の教室情報
関東の教室情報
小笠原流煎茶道 事務局
住所/兵庫県芦屋市東山町12-2
TEL/0797-22-5405
E-mail/seihoukai@ogasawararyuu.or.jp
公式HP/https://www.ogasawararyuu.or.jp/