【2024年最新】宇治市内のおすすめ日本茶カフェ&日本茶専門店14選

日本を代表するお茶の町である京都府宇治市。
JR宇治駅から平等院に続く道には多くの日本茶専門店や日本茶カフェ、抹茶カフェが軒を連ねています。
また、宇治川周辺にもゆっくりと宇治茶が楽しめて、買うことができるお店が点在。
おいしい宇治茶や抹茶ラテ、抹茶スイーツなどを求めて多くのお客さんが訪れています。

1. 通圓

宇治市の宇治川に架かる宇治橋のそばにある「通圓(つうえん)」。
創業が平安時代の1160年という日本で最も古いとも言われているお茶屋です。
その昔、豊臣秀吉や徳川家康も「通圓」でお茶を嗜んでいたこともあるそう。

店頭では普段使いのお茶から高級な玉露や抹茶、珍しい品種茶、有機栽培茶まで、幅広い商品を販売。
京都府と京都府茶業会議所が高品質な宇治茶を認証する制度「プレミアム宇治茶」に選ばれたお茶の取り扱いもあります。

「通圓」では2016年に、宇治の生産者「青山製茶」と共同で宇治市内の荒廃茶園を再生し、煎茶専用の茶園として復活させるプロジェクトをスタート。この取り組みによって生産された希少な宇治市内産煎茶「Blue Mountain」も販売しています。

併設された喫茶スペースでは宇治川を眺めながらお茶を楽しむことができます。
挽きたての抹茶をふんだんに使った抹茶スイーツや抹茶を使った茶そばがおすすめ。
宇治散策の際にはぜひ立ち寄ってみてください。

店名通圓(つうえん)
電話0774-21-2243
住所京都府宇治市宇治東内1
アクセスJR宇治駅から徒歩9分、京阪宇治駅から徒歩2分
営業時間9:30~17:30
定休日なし
HPhttp://www.tsuentea.com/

2. 堀井七茗園

宇治市にある1879年創業の老舗日本茶専門店「堀井七茗園(ほりいしちめいえん)」。
お茶の栽培から製造、販売まで一貫して自社で行う同店。抹茶や玉露、煎茶を中心に上質な宇治茶を取り揃えています。

室町時代、三代将軍・足利義満によって認定された幕府御用達の7つの茶園「宇治七茗園」。
「堀井七茗園」では、宇治茶の発展の礎にもなった「宇治七茗園」の中で現存する唯一の茶園「奥の山茶園」を所有。現在もその茶園でお茶を栽培しています。

同店の看板商品である抹茶「成里乃」は、この歴史ある茶園から20年もの歳月をかけて生まれた商品。ふくよかな香りとまろやかな風味が魅力の高級抹茶です。
また、玉露「奥の山」も「奥の山茶園」から誕生した商品。
玉露特有の芳醇な香りと濃厚な甘みが楽しめます。

抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)作りの歴史にも大きな影響を与えた「堀井七茗園」。
三代目・長次郎氏は、それまで手作業だった碾茶製造の機械化に着手し、1924年に「堀井式碾茶製造機」を考案。この碾茶製造機(碾茶炉)は碾茶の品質向上に貢献し、現代に続く碾茶製造の基盤を作りました。現在日本国内にある碾茶製造機のすべてが堀井式だと言われています。

宇治茶の歴史と伝統を垣間見ることができる「堀井七茗園」。宇治を訪れた際にはぜひ立ち寄りたいお店です。

店名堀井七茗園(ほりいしちめいえん)
電話0774-23-1118
住所京都府宇治市宇治妙楽84
アクセスJR宇治駅から徒歩8分
営業時間8:30~17:30
定休日不定休
HPhttps://uji-shichimeien.co.jp/

3. 京都宇治茶房 山本甚次郎

宇治にある碾茶専門店「京都宇治茶房 山本甚次郎(やまもとじんじろう)」。
抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)を宇治市内で生産している山本甚太郎さんが営んでいるお店です。

山本甚太郎さんは江戸時代から続く農家の6代目。
金・土・日・祝日限定でお店を開き、自園で栽培した碾茶と抹茶の商品を販売しています。

碾茶は抹茶に加工されることがほとんどのため、碾茶の状態で販売しているお店は稀少です。
山本さんは、宇治に400年前から伝わる伝統的な碾茶の栽培方法「本簀(ほんず)栽培」を行う数少ない生産者のひとり。

日光を遮るため茶園に覆いをする碾茶栽培において、覆いには黒い化学繊維を使うのが一般的。しかし、「本簀栽培」は、天然素材の藁(わら)や葦簀(よしず)のみで茶園に覆いを施し、化学繊維とは異なる遮光具合によって茶葉に独特の香りや色をもたらします。

山本さんの製茶工場では、大正時代に製造された貴重な「堀井式碾茶製造機」を所有。今も現役で稼働し、「本簀栽培」で生産された碾茶の乾燥を行っています。
店頭では山本さんが丹精込めて作り上げた碾茶の試飲を楽しみながらお茶作りについて話を聞くことができます。

山本さんの貴重な話に耳を傾けながらのお茶選びは特別な体験。
現在は来店予約も受け付けているので、興味のある方は事前予約がおすすめです。

店名京都宇治茶房 山本甚次郎(やまもとじんじろう)
電話080-8520-5059
住所京都府宇治市宇治妙楽36
アクセスJR宇治駅から徒歩6分
営業時間12:00~17:00
定休日月〜木 (金土日祝のみ営業)
茶摘み時期の4月下旬〜5月下旬は休業
HPhttps://jinjiro.jp/

4. GOCHIO cafe

JR宇治駅から徒歩で3分ほどの場所にお店を構える「GOCHIO cafe(ゴチョウ カフェ)」。
宇治の茶農家「茶園清水屋」がプロデュースする抹茶カフェです。

江戸時代から続く茶農家「茶園清水屋」。代々受け継がれてきた覆下栽培で抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)を製造・栽培しています。
同園で生産される碾茶は単一農園・単一品種のシングルオリジンと呼ばれるもの。収穫は年に一度、手摘みで丁寧に行われています。

「茶園清水屋」の10代目である清水太嗣さん・康平さん兄弟は「宇治碾茶Brothers」として、YouTubeやSNSで積極的に情報を発信。作るお茶の品質だけでなく、先進的な取り組みも注目されている若手茶農家です。

「GOCHIO cafe」では、現代の暮らしに合わせて抹茶の魅力を提案。

手間暇かけて作られた自園自製の抹茶をはじめ、手摘みの最高級抹茶をふんだんに使ったドリンクやスイーツがカジュアルに楽しめます。
一番人気は「濃茶パフェ」。濃厚な抹茶の味わいが楽しめる一品です。

店名GOCHIO cafe(ゴチョウ カフェ)
電話0774-25-3335
住所京都府宇治市宇治壱番63
アクセスJR宇治駅から徒歩3分
営業時間11:30~16:30
定休日不定休
HPhttps://gochio.kyoto.jp/

5. お茶のかんばやし 宇治橋通り本店

宇治市にある創業400余年の老舗日本茶専門店「お茶のかんばやし 宇治橋通り本店」。
江戸時代に徳川将軍家のお茶の御用を担った茶師の一族「上林家」によるお店です。

400年を超える歴史と伝統に裏打ちされた上質な宇治茶を販売。
京都府と京都府茶業会議所が高品質な宇治茶を認証する制度「プレミアム宇治茶」に選出された煎茶や玉露の取り扱いもあります。

看板煎茶は「徒然」。甘みと渋みのバランスのとれた煎茶で、多くのお客さんに支持されています。
2階の喫茶スペースでは、季節の和菓子と一緒にゆっくりと宇治茶を楽しむことができます。

同店では茶室「康風庵」を併設。石臼を使っての挽き茶体験や、お茶席体験を実施しています。
また敷地内には製茶工場もあり、煎茶・玉露の仕上工程などを見学できます。

店名お茶のかんばやし 宇治橋通り本店
電話0774-22-2514
住所京都府宇治市宇治妙楽43
アクセスJR宇治駅から徒歩6分
営業時間9:00〜18:00
定休日元日
HPhttps://otya.co.jp/

6. ますだ茶舗

宇治を代表する観光名所である平等院の正門前にある「ますだ茶舗」。
1912年創業の宇治茶専門店です。

挽きたての抹茶をたっぷりかけた宇治抹茶ソフトクリームでも有名な同店。
店内の喫茶スペースではこだわりの宇治茶が味わえます。

2020年にはお店の隣にカジュアルなティースタンド「TEA STAND SHOP」をオープン。
抹茶ラテをはじめ、宇治茶を使ったカプチーノやソーダ、カクテルなど様々なドリンクを提供しています。

物販スペースでは、スタイリッシュなパッケージデザインが魅力の煎茶と玉露「たんと・あんど・つう」や宇治抹茶と宇治ほうじ茶を使った「カプチーノスティック」といったお茶を販売。水出しボトルやタンブラーといったお茶の道具も取り揃えています。

同店では抹茶ラテづくりの体験メニューも用意しています。
自身で抹茶を点て、ミルクを混ぜて缶入りの抹茶ラテをつくります。
缶にメッセージを書くこともでき、宇治旅行のお土産としても人気なんだそう。
宇治でのお茶探しの際にはぜひ足を運んでみてください。

店名ますだ茶舗
電話0774-21-4034
住所京都府宇治市宇治蓮華21-3
アクセスJR宇治駅から徒歩8分
営業時間9:00~18:00
定休日不定休
HPhttps://masudachaho.com/

7. 寺島屋弥兵衛商店

宇治駅から平等院に繋がる平等院表参道の一角に店を構える「寺島屋弥兵衛商店(てらしまややへいしょうてん)」。1827創業の老舗日本茶専門店です。

歴史の重みを感じる趣のある店内。まるで100年前にタイムスリップしたかのよう。味わい深い茶箱や茶袋が印象的です。
店頭では100銘柄ほどの宇治茶を扱っているそう。

季節に合わせて販売するお茶を変えているというのが同店の特長です。

カウンターではおすすめのお茶を試飲させてくれます。
ぜひ店員さんとの会話を楽しみながらお茶探しを楽しんでみてください。

店名寺島屋弥兵衛商店(てらしまややへいしょうてん)
電話0774-22-3816
住所京都府宇治市宇治蓮華40-1
アクセスJR宇治駅から徒歩8分
営業時間9:00〜18:00
定休日
HPhttp://terashimaya.com/

8. 抹茶共和国 宇治本店

宇治にある抹茶カフェ「抹茶共和国 宇治本店」。「抹茶で驚きと喜びを」をコンセプトに宇治抹茶の新しい楽しみ方を発信しているお店です。

同店の抹茶メニューには一番摘み茶葉を茶臼で挽いた宇治抹茶のみを使用。
その抹茶の魅力を生かした個性的なドリンクとスイーツを提供しています。

同店の看板商品が「抹茶インク」。インク瓶をモチーフにしたボトルに入った抹茶ドリンクで、そのユニークな見た目がSNSで話題となり人気を集めているそうです。
中身の抹茶ラテは、生乳100%の北海道牛乳を使用し、牛乳のまろやかさの中に宇治抹茶の香りと旨みを感じる本格派の味わい。抹茶ラテのほか、岩塩チーズ抹茶ラテや杏仁抹茶ラテ、季節限定の抹茶ラテなどがあります。

そのほか、茶壷をイメージした瓶に入った抹茶パンナコッタや抹茶のソフトクリームなど、抹茶スイーツもおすすめです。

店名抹茶共和国 宇治本店
電話0774-39-8996
住所京都府宇治市宇治妙楽26-2
アクセスJR宇治駅から徒歩3分
営業時間10:00〜18:00
定休日なし
HPhttp://www.matcha-republic.com

9. HOHO HOJICHA 宇治本店

宇治では珍しいほうじ茶専門店「HOHO HOJICHA 宇治本店(ホホ ホウジチャ)」。
JR宇治駅から徒歩で6分ほどの場所にお店を構えています。

同店では宇治産の一番茶を焙煎した上質なほうじ茶をはじめ、柚子や白桃をブレンドしたフレーバータイプのほうじ茶やほうじ茶ラテなど、様々なタイプのほうじ茶が楽しめます。

「HOHO HOJICHA」では日本茶コンテスト「日本茶AWARD2021」に、オリジナルほうじ茶「悦びの焙じ茶」を出品し、プラチナ賞を受賞。「悦びの焙じ茶」は、京都の茶師・森田治秀氏が監修し、全国から厳選した碾茶の茎をブレンドして仕上げたほうじ茶です。
店内では「悦びの焙じ茶」を味わえ、商品を購入することもできます。

パフェやパンナコッタ、ソフトクリームなど、ほうじ茶を使ったスイーツも提供。
中でも玉露のほうじ茶を使い、京都の老舗カステラ店がつくった「プレミアム焙じ茶カステラ」が人気です。

店名HOHO HOJICHA 宇治本店(ホホ ホウジチャ)
電話0774-22-0977
住所京都府宇治市宇治妙楽51-2
アクセスJR宇治駅から徒歩6分
営業時間10:00~18:00
定休日なし
HPhttps://www.hohohojicha.com/

10. 宇治茶道場 匠の館

京都府茶業会議所が運営する宇治茶の体験施設「宇治茶道場 匠の館(たくみのやかた)」。
目の前を流れる宇治川を望みながら、宇治茶を気軽に満喫できるスポットです。

喫茶メニューは玉露・煎茶・抹茶の3種類を提供。日本茶インストラクターがそれぞれのお茶について丁寧にレクチャーしてくれます。
「宇治茶道場 匠の館」では、興味深い体験メニューを用意しています。

野点体験の「匠の野だて」は茶器を借りて、周辺の好きな場所で野点を楽しむことができる魅力的な体験。
「お茶の淹れ方教室(要予約)」では、宇治茶を代表する抹茶・玉露・煎茶のおいしい淹れ方について、歴史や製法などの話を交えながら楽しく学ぶことができます。

そのほかに利き茶ゲームの「茶香服(要予約)」も楽しむことができます。

店名宇治茶道場 匠の館(たくみのやかた)
電話0774-23-0888
住所京都府宇治市宇治又振17-1
アクセスJR宇治駅から徒歩12分、京阪宇治駅から徒歩5分
営業時間11:00~17:00
定休日
HPhttps://www.ujicha.or.jp/

11. 中村藤𠮷本店 宇治本店

JR宇治駅から徒歩2分の場所にある日本茶専門店「中村藤𠮷本店 宇治本店(なかむらとうきちほんてん)」。「中村藤𠮷本店」は1854年に創業した老舗です。

同店は国の「重要文化的景観」に選定された風情ある建築物を改装。店内のカフェで宇治茶や抹茶スイーツが楽しめます。

店名中村藤𠮷本店 宇治本店(なかむらとうきち)
電話0774-22-7800
住所京都府宇治市宇治壱番10
アクセスJR奈良線宇治駅から徒歩で2分
営業時間10:00~17:30
定休日なし
HPhttps://www.tokichi.jp

12. 中村藤𠮷本店 平等院店

多くの観光客が行き交う平等院通りある「中村藤𠮷本店 平等院店(なかむらとうきちほんてん びょうどういんてん)」。
2022年9月にリニューアルオープンを果たしました。

宇治らしい情緒あふれる建物は、本店と同じく重要文化的景観に認定されています。
2階建ての店内は開放的で落ち着いた空間。

宇治川と宇治の景観が一望できるリバービューの席も用意されています。メニューは平等院店限定のパフェやドリンクをはじめ、テイクアウトメニューも充実しています。

店名中村藤𠮷本店 平等院店(なかむらとうきちほんてん びょうどういんてん)
電話0774-22-9500
住所京都府宇治市宇治蓮華5-1
アクセスJR宇治駅から徒歩約10分
営業時間10:00~17:00(L.O. 16:30)
定休日不定休
HPhttps://www.tokichi.jp/

13. 売茶中村

2022年10月にオープンした宇治で最も新しい日本茶専門店「売茶中村(ばいさなかむら)」。

店内には通常は茶工場にある製茶機械を設置。
その機械を使い、その日に製茶された”揉みたて”のフレッシュな煎茶を楽しむことができます。

京都の南山城村産や和束産をはじめ、鹿児島産のお茶も提供している同店。
クリーミーな泡が立ち、マイルドな口当たりと爽やかな香りが楽しめる冷たい煎茶「NITORO GREEN TEA」もおすすめです。⁡

木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気の空間も魅力。心置きなくお茶の時間を過ごすことができます。

店名売茶中村(ばいさなかむら)
電話0774-26-4082
住所京都府宇治市宇治蓮華49
アクセスJR宇治駅から徒歩約7分
営業時間12:00〜18:00
定休日水・木
HPhttps://baisa.jp/

14. 辻利兵衛本店

1860年創業の宇治茶の老舗が手がける日本茶カフェ「辻利兵衛本店(つじりへいほんてん)。

築100年を超える建物を改装した店内。
庭が望めるソファ席やテーブル席などがあり、ゆっくりとお茶の時間を楽しむことができます。

メニューは宇治抹茶を贅沢に使ったパフェやゼリー、大福などこだわりの抹茶スイーツが揃います。

店名辻利兵衛本店(つじりへいほんてん)
電話0774-29-9021
住所京都府宇治市宇治若森41
アクセスJR宇治駅から徒歩約7分
営業時間10:00~18:00
定休日
HPhttp://www.tsujirihei.co.jp/

京都市内の日本茶カフェと日本専門店の情報はこちらをご覧ください。

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